こんにちは!
得得サイトです。
山頂から見る富士山が素晴らしいと聞いて、山梨県・身延山地にある、
七面山へ行ってきました。
身延町方面から県道37号線
(南アルプス街道)を早川町方面へ
山間を走ります。
七面山登り口の有る早川町入り口。
川を右手に見ながらしばらく走り
トンネルを抜けると
七面山入口の道しるべが出てきます。
七面山口郵便局の看板は目立つので、
それを目印に、左折します。
そのまま道なりに直進すると
右手に早川町観光協会の七面山 登山道案内図の看板が有ります。
登山道は羽衣からの表参道と角瀬(神通坊)からの北参道(裏参道)の二つ。
看板のすぐ横には北参道登り口の道標がありました。
右奥に写っているのは「神通坊」。
北参道はこの神通坊からはじまり、48丁をめざします。
石碑のとなりには「南無妙法蓮華経」とあり、登山道(参道)の方を見ると鳥居が見えます。
今回は表参道から登るので、看板まで戻って羽衣へ向かいます。
ここ神通坊から羽衣までは、
車で約15分くらい、
タクシーもあるので、表参道から登り北参道から下山なども可能です。
羽衣に向かってしばらく走ると、駐車スペースがあります。
ここにも駐車できるようですが、登山口までは少し距離があるので、
先の駐車場をめざします。
春木川を見ながら進むと、前方に赤い橋が見えてきます。
その手前の道を右折、
もう一回右折して道なりに進みます。
上から見ると↓こんな感じ。
目指す駐車スペースに到着。
トイレもあります。(右手前)
あまり広くはないので、運が悪いと空いてない場合も…。
途中いくつかあった駐車スペースを登山者が利用できるかは不明。
はじめの駐車場から歩く場合は、
途中右折せず、川沿いをまっすぐ、
橋の方へ歩くとショートカットのようです。
表参道の登山口は駐車場のすぐ横にあります。
門の手前の案内図
振り返ると
目印にした赤い橋の向こうに「白糸の滝」が見えます。
橋の上からの春木川。
紅葉にはちょっと早かった~
逆(上流)にはお寺?
案内図によると「雄瀧弁天堂」のようです。
橋を渡ると滝が目の前に!
徳川家康の側室・お萬の方は、
ここで7日間滝行をして
女人禁制だった七面山に登ったそうです。
さて、登山口に戻って、
いよいよ登山開始!!
登山入口の門をくぐったところに、
七面山を開山した日郎上人の供養塔があります。
お坊さんがお経を唱えていらっしゃいました。
七面山は、七面大明神様をお祀りする信仰の霊山です。
お山に登る前にはここで手を合わせ、
七面大明神様に登る事をお伝えするそうです。
上へと続くお山の道は参道になります。
一丁ごとに燈篭がたっていて、
山頂一歩手前の50丁目には
身延山久遠寺に属する敬慎院があり、
参篭(宿泊参拝)することもできます。
七面山1丁目。
七面山を登れない方はこちらで参拝します。
七面山2丁目、「神力坊」
七面山と七面山登詣者の守護神・伽藍坊大善神様が祀られていて、
ここで山中の安全を祈ってから登詣するそう。
参道は山頂まで石が多く、よく整備されているとは言え、
滑りやすいので足元に気を付けて登っていきます。
9月の台風で、大分木々が折れてしまったようです。
七面山13丁目、「肝心坊」。
参道の途中に水飲み場が出来ていました!
ありがたいです。
上の方から「南無妙法蓮華経~」と聞こえてきて、
信徒さん御一行が下山されてきました。
22丁目の燈籠
七面山23丁目、中適坊。
有名な方の名前も結構ありました。
探して見て下さい(*^^*)
途中、見たことない植物が。
トウモロコシのような、実?
登り始めは晴れていたのに
霧が少し気になりだし、幻想的になってきました。
小雨がパラついたりして
29丁目あたりの展望もこのとおり↓
晴れると南アルプスや富士見山、甲府盆地などが見えます。
こんな感じ↓
景色が見えずに残念。
先を急ぎます。
幻想的できれいだなぁ~と思って
近づいてみたら
なんと、蜘蛛の巣でしたw
七面山36丁目、晴雲坊。
2019年8月18日にテレビ朝日、
「ポツンと一軒家」でテレビ放送されたそうです。
番組によると、
94歳と68歳の鈴木さん親子が
登詣者のおもてなしを仕事として暮らしているとのこと。
自分もお二人をお見かけしましたが、
お二人ともお若く、
年を聞いてびっくりしました。
お山の空気がいいのかな?(^^)
小雨が降ったり止んだりのなか、ひたすら登ります。
霧が濃くて神秘的な世界です。
七面山、46丁目
深い霧の中から和光門が見えてきました。
和光門をくぐると、敬慎院まで坂が続きます。
初めてではないので、坂の先の風景は分かっているものの、
濃霧で先が見えず、
まるで天界へ続いているかのような
不思議な感覚になりました。
坂を登ったところの鐘楼です。
着いたー! ヽ(‘∀`)ノ とひと撞き。
後で聞いたらこの鐘は
通称「罪障消滅の鐘」と呼ばれ、
自身の罪障消滅とご先祖様の菩提を祈って撞くそうです。
軽い気持ちで撞いてしまいました…ヾ(゚д゚;)反省。
鐘楼の脇に途中で見た植物が!
赤くなってる・・・
後日調べてみました。
マムシグサというらしく、
毒性があるそうです。
触ると皮膚炎、
間違って食べてしまうと
最悪「死」の危険もあるそうです。
触らず、そっとしておいた方が
いいようです。
登ってきた坂をまっすぐ吉祥門をくぐると敬慎院になり、
この鐘楼の前を通って左へとさらに坂を登ると、
49丁目、展望台(正確には「御来光遙拝所」)に着きます。
が、あいにくの濃霧で何も見えません💦
晴れると富士山がドド~ンと見えます。↓
下から眺める富士山とまた違って、
雲の上に姿を現した富士山も感動です!
ちなみに、吉祥門を通り敬慎院の前の階段を登ってくると
真正面に富士山が見え、これもまた感動です!!
ここから見るご来光は絶景です!
振り返って七面山49丁目「随身門」。
随身門をくぐり切り株の階段を下れば、敬慎院です。
七面山50丁目 「敬慎院・本堂」
天気がいいとこんな感じ↓
奥の赤い屋根が寺務所 兼 宿坊、
その手前が七面大明神を祀る本堂、
順に一の池入口、日郎堂、池大神宮です。
その他、写真には写っていませんが
願満社(願満稲荷)や
約千人の信徒が一度に泊まれるような参籠殿もあり、
敷地内には自動車も何台かあります。
お山の上にこんなに大きなお寺があるなんてびっくりです!
敬慎院は信徒さんじゃない、一般の人も参篭(宿泊参拝)できます。
お山の上で一泊して、
翌朝ご来光を見てから下山するのもいいですよ(^^♪
自分は無宗教ですが、
ご来光も見たいし、お寺に参篭して
お勤めに参加させていただくのも
いい経験になり、何回かお世話になっています。
今回、ご来光はイマイチでしたが、
下山する頃には快晴で、素晴らしい眺めを楽しむことができました。
七面山の山頂は標高1,989mで、
ここ展望台(標高1,720mほど)からさらに30分ほど歩きます。
ここから山頂までは以前登頂したときの記録でお届けしま~す(^^♪
49丁目の展望台からすぐのところに少し拓けたところがあります。
七面山にある車はヘリコプターで運ぶそうで、ここが離着地かな?
ちなみに人も運んでくれるそうです。
その横を道標に沿って山頂へ。
出だしはとても穏やかな上り坂で、鼻歌まじりのハイキング気分♪
だんだん景色が変わってきて、
坂もチョット、キツくなり、
「ナナイタガレ」の崖っぷちをかすめて頂上へ向かいます。
頂上付近は緩やか(@^0^@)
山頂に到着~♪
高い木々が生繁っていて、展望はほどんど無し。
来た道を戻ります。
「ナナイタガレ」の崖っぷち。
登りよりも下りの方が恐怖:;(∩´﹏`∩);:
七面山の東側の斜面の崩落地「七面山大崩れ」、通称「ナナイタガレ」。
ちょうど雲の中でした。
肉眼だと緑の○のあたりに見えました。
安政東海地震(1854年)など、幾度かの地震と浸食によるものらしく、
崩壊は今も続いているそうΣ(゚Д゚)
敬慎院すぐ上まで戻ってきました。
一之池が見えます。
本堂の横から一之池の畔まで降りてみました。
現在、七面山には日蓮宗のお寺が建立され
法華経の聖地とされていますが、
もともとは山岳信仰の聖地で、
池畔に「池大神」を祀り、
山の神・水の神として崇めていたそうです。
次回は七面山の縁起や信仰について、
七面山の見どころや宿泊参拝(参篭)の様子を交えてご紹介します!